家づくりの前にお金の増やし方を考えよう

query_builder 2023/09/02
お金と資金計画
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前回、ご主人の手取りの30%以内の


返済額で家づくりをするとしたら、


土地や家の予算を削る工夫をするか、


あるいは可能なら土地を買わないという選択をした方がいい、


というお話をしたのですが、


では、そうしつつ長期積立投資をした人と


そうしなかった人では、


どれくらい違いが出そうなのかをお伝えしていきたいと思います。



そうしなかった人とは、


限度額いっぱいまでお金を借りて家づくりをしつつ、


貯蓄を銀行や保険だけで行った人です。



こんにちは。

奥山恵美子です。



では、この違いを分かりやすく説明するために、


モデルとなる家族をそれぞれ30歳の共働き夫婦として


Aさんは、


・毎月の返済を9万円(借入3200万)


・夫婦共に3万円ずつ「つみたてNISA 」に積み立てると仮定。



Bさんは、


・毎月の返済を11万円(借入4000万)


・子供1人あたり1万円ずつ20年間「学資保険」で積み立てる


・夫婦共に毎月1万円ずつ貯金していくと仮定し、


20年後どうなっているのかを比較してみますね。



使えるお金の原資は同じ150,000円なので


これがどれくらいの差になるのかに着目してください。



✔︎Aさんの未来

絶対にそうなるとは言えませんが、


仮に、つみたてNISAで積み立てたお金が


毎年平均で3.6%ずつ増えていくとしたら、


20年後には積み立てたお金が2倍になります。


つまり3万円×12ヶ月×20年=720万円の積み立て資金が、


それぞれ1440万円ずつ(合計2880万円)になるということですね。



となると、仮に子供たちが2人いて


2人共が大学に進んだとしても、


ローンや奨学金に頼ることなく通わせてあげられるでしょう。



✔︎Bさんの未来

一方で、


2人の子供たちがいずれも大学に進学するとなると


親たちのアパート代や家賃、生活費はもちろんのこと、


子供の学費も十分に賄いきれません。



大学に通うとなると、


家賃や生活費まで合わせると1人あたり1000万円ぐらい必要なので、


2人で2000万円ほどかかるのに対し、


銀行預金と学資保険はほとんどお金が増えないことから


これらによって準備出来る資金は単純計算で1000万だからです。



結果、コツコツと貯めてきた貯金を吐き出しつつ、


収入の多くを追い足ししないといけないというわけですね。


おそらく、それまでには家のメンテもしないといけないでしょうし、


家電の買い替えによる出費もバカにならないため、


正味の話、思った以上に貯金も出来てないでしょうしね。



✔︎そんなこんなの結論

20年間、


Aさんは6万円を運用、Bさんは4万円を貯蓄しましたが


2880万と1000万の差は大きいです。



あくまでこれは一つの例であり、


ここまで差がつくかどうかは分かりませんが、


お金の使い方一つで


迎える未来が大きく違ってくるかもしれないということは、


なんとなくご理解いただけたのではないでしょうか。



また、これに加えて住宅ローンや電気料金についても


勉強不足なまま家づくりを行ってしまうと、


さらなる差を生み出すことになります。



なので、ただ早く家が欲しいあまり


知識が不十分なまま家づくりをすることだけは


絶対にやめてもらえたらと思います。



建てた後も安心して暮らしていけるような


家づくりの計画を立てること、


そしてそのためには、それ相応の知識をつけることが


なにより大事だという話でした。



それでは、、、

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